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エグゼクティブ・コーチングとは

エグゼクティブ・コーチングとは、企業のトップおよび経営幹部クラスの方を対象とした1 ON 1で行うコーチングのセッションです。
組織が変化していくためには、トップや経営幹部の変化と成長が必要不可欠で、トップや経営幹部が、組織にとってより良い行動を選択し、よりよい影響を生み出していくことが大事です。
コーチングを受けた人達が大きな価値を見いだしていることもあり、数年前から欧米を中心にそのニーズが高まり、今やコンサルティング業界を凌駕するほどに成長してきています。

リーダーの成長のBE-DO-HAVE

エグゼクティブ・コーチングでは、「機能的能力」と「深層能力」の両方にアプローチしていくが、深層能力の開発と進 化に主に焦点を当てて進めて行きます。
エグゼクティブのリーダーシップ開発には、深層能力の開発が大きな要素を占めるからです。

リーダーの能力開発においては、図のように「機能的能力」と「深層能力」の2つの領域があります。
弊社では長年のリーダーシップ開発とコーチングの経験をベースに、エグゼクティブ・コーチングでは、組織にとってより良い行動と影響を生み出すために、 リーダーシップの「深層能力」の開発に焦点を当ててコーチングを進めていきます。
知識やスキルの開発などの「機能的能力」の開発もケースに応じて組み入れますが、主に「深層能力」の開発に焦点をあてるのは、 深層能力(Capacity)の大きさの違いが、組織やビジネスの結果に大きな影響を与えるからです。 エグゼクティブコーチングでは通常決まったパターン化されたプログラムを提示することはありません。
それは、ビジネス上の課題もエグゼクティブの個人的課題も人により様々で千差万別だからです。
例えば、実際にあがってくるエグゼクティブコーチングの課題としては、下記のようなものがあります。

自らの考えを概念化しビジョンや戦略を構築していく
部下や関係者とのコミュニケーションスキルを向上し、部下との関係性を向上させる
価値観の違いや行動傾向、文化の多様性を受け入れ柔軟に対応していく力を高める
遂行力を高め、組織やチームで変革を推進していく
部下を育成し指導していく力を高める
チームワークを高める
内省する力を高め、俯瞰的な視点を通じて自己の内面や出来事を判断する目を養う
先の見えない変化の激しい経営環境の中で、冷静沈着な内的状態を創り、情報を整理して経営判断を行う
 
これらの課題を踏まえて、コーチと対象者で現状を検証した後に個別に対応できる目標設定を行い、アクションを取っていくようになります。

エグゼクティブ・コーチングの流れ

コーチングのセッションでは、最初に関係者の協力による360度のフィードバックを行い、自己の現状や自己を取り巻く組織の現状を認識するところからスタートします。
そしてエグゼクティブ個人とコーチが面談し、何を目標とするかについて合意し共有していきます。

2回のフィードバックと、合計12回(6回×2クール)のセッションが推奨する流れです。

弊社では、時に必要に応じてコーチがマンツーマンでのトレーニングや、対象者のミーティングのオブザーブを行うこともあります。

エグゼクティブ・コーチングの効果

1.フィードバック/アセスメント
「深層能力の開発」のためにはフィードバックを受け取ることが重要となりますが、通常役職や地位が上がれば上がるほど、他者からフィードバックを受ける機会は少なくなります。
また、リーダーとして組織に対してより良い影響力を及ぼしていくためにも、関係者の意見は貴重です。 関係者へのヒアリングまたはメッセージを集めることや、アセスメントを行うことで、マネジメントに関する幾つかの課題が出てきます。
複数の課題に共通する根本的なテーマ(改善することで大きな変化を起こせる)が一つに集約されてきますので、コーチングの中で特に何に焦点をあてるべきかが明確になります。

2.コーチングセッション

チームのパフォーマンスを高めていくために必要な自己改革に向けた課題を絞ることが出来ます
完全にカスタマイズされたプログラムとなります。研修などの集合研修では解決できないその人特有の課題やテーマについて扱うことで、確実にパフォーマンスを向上させていくことが出来ます。
目標に向けて取り組む経営課題が絞られ次のアクションが見えてきます
コーチは対象者の成長・成果創りのための応援団です。課題に取りくむ上で、自己の強みや価値観を再確認し、エネルギーを充電することができます
コーチとの対話により、現場の課題に関して違った視点を取り入れることができます
新しいアクションを通して、新しい事実と成果を手にすることができます
コーチングで各回ごとに、リフレクションを行うことで、現在地の確認および学習を深められます
トップや経営層は、他に相談できない課題を抱えていたりすることが多いものです。孤独な環境下で仕事を進めなくてはならないこともあります。エグゼクティブコーチングの効用として、外部のコーチと話すことでストレスが減少していくということもあげられます
コーチングを受けながら、必要に応じて現場で必要となるビジネススキル(例:部下へのコーチングや対応技術、説得力強化、多様な人材のマネジメントなど)のマンツーマンでのトレーニング受けることができます

感想レポート1

感想

コーチングを受けて感じたことは、日々自分が信念をもってやってることをコーチに本音で経過含めて具体的に話してそれに対するアドバイスと、違った視点で物事を見ることを指摘され、今まで気がつかなかった部分を発見、感じることができ、自分自身を見直すいい機会になったと思っております。
4月から入社以来全く経験のない事業を担当し、職務も今までがほぼ営業の経験のみでしたから、事業全体を見るということで、自分なりにこの8か月ストーリーを組んでやってきました。また事業本部全体がコンパクトな組織で人数も少ないことから、ほぼ全員の顔と名前が一致し、現状の課題問題点と今後の事業計画BPについて少人数での議論を繰り返してできたことは自分にとっても大変有意義な8か月でした。
特に自分にとって変化の激しいこの時期にこういうコーチングを受けれたことは、非常にタイムリーだったと思います。
就任以来、本社事業本部メンバー29名全員と1対1面談、本社支店研究所含め約100名に対してメッセージ発信(問題提起)、それに対して60名以上のメンバーがレポートを書いてくれたこと、その後主要メンバーでの合宿、またその内容を研究所本社支店へフィードバック、11月末の冷菓事業関連メンバー全員集合の対策会議に向けてのストーリー作り、他、ある意味、意志意図を持ってやってきたことをコーチに話して、聞いて貰い、アドバイスも頂きました。
また直属の部下について、固有名詞でコーチに話し、自分が感じてること、思ってることを相談できたこととそれに対するアドバイスは、現状自分にとって一番大きな課題認識がありましたので大変参考になりました。
コーチングの中で特に印象に残ったのは、自分が認識している思っている自分の強み弱み、パーソナルスタイルが、人から見るとまた違う見方があるということ。
部下への関与のし方、人を動かすということで、いろいろな視点があり、自分自身の気づきもあって参考になる部分も多かったこと。
特に褒めることと部下に自信をつけさせることの大切さは、自分自身の欠けてる部分として再認識しました。 いずれにしても今まで自分も大事だと思ってたリーダーシップとマネジメントということを再確認でき、今後の自分の行動に活かせればと思っております。
8月に支店長と営業部長のみで会議を行い、支店長の役割とは?リーダーの条件とは?で議論しました。その中で私の方から全員にリーダーの条件は、『カリスマと人間力』と話しましたが、自分自身がもっとそれを磨かなければという想いが強くなりました。 後半のセッション2が楽しみです。引き続き宜しくお願い申し上げます。

対象者 食品会社 事業本部長 50代男性

感想レポート2

感想

今回の表記研修も前半のセッション1のコーチングが終了しました。ビジネスユニットのリーダーとしてのマインドセットすることが主目的の今回のセッションですが、実際には,コーチとの会話を通して、自分自身について再確認したり、気づきを得たりする事を中心に取り組みました。

コーチングにおいては、コーチのスタイルなのかもしれませんが、柔和な語り口や丁寧な生徒への接し方で、話しをよく聴いて貰い、自分のことを親身に考えて貰っているという感じを持ちました。実際ビジネスユニットのリーダーの立場についてから以降、自分の考えていることや不安に思っていることを社内外の人に打ち明けたりアドバイスを求めたりする事に躊躇し、自問自答する事を常としていましたので、ビジネスに直接関係のない事柄についてまでもの相談に対して一緒に議論し、何かしらの結論を得ようとすることは貴重な機会になっています。

又、その結論に至るまでの対話の中には、コーチのキャリアーに基づいた事例や価値観・考え方も示され非常に参考になりますし、自分の価値観や考え方と対比して考えてみる事で現在の自分を自覚するために有効に作用していると感じています。
特に分析により自分についての長所・短所を確認した際、多くの短所に比べ長所が少なく、今までの自分が自身に対して積極的に接してこなかったのではないかと感じましたし、自分は何事に対しても一定の距離を保って取り組んで来たのではないかという反省点を自覚するに至りました。又、コーチングの中にあった「オーナーシップ」の考え方については非常に納得させられるところがあり、今後の自分と付き合っていく上で必要な心構えだと思っています。
最後になりましたが、今回のコーチングは私にとってよき指導者且つ相談相手を得る事ができました。又意識しなかったと事について第三者の立場の専門家との対話を通して自分について気付かせてくれる良い機会になったと考えています。担当の○○さんには、教育の一環としてこの様な経験をさせて頂いたことに感謝しています。

対象者 薬品会社 事業部長 40代男性